盗まれた廃墟 : ポール・ド・マンのアメリカ
著者
書誌事項
盗まれた廃墟 : ポール・ド・マンのアメリカ
(フィギュール彩, 58)
彩流社, 2016.5
- タイトル別名
-
The barren land of figures : Paul de Man and America
盗まれた廃墟 : ポールドマンのアメリカ
- タイトル読み
-
ヌスマレタ ハイキョ : ポール ド マン ノ アメリカ
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注記
ポール・ド・マン関連年譜: p209-220
参考文献: 各部末
内容説明・目次
内容説明
知の巨人ポール・ド・マンを脱構築する!「ウォーターゲート事件」から「ソーカル事件」へおよぶ射程で、ド・マンを中心にアウエルバッハ、パリッシュからニクソン、ポー、リチャード・ホフスタッター、アーレント、メアリ・マッカーシー、バーバラ・ジョンソン、オスカー・ワイルド、マージョリー・ガーバー、そして水村美苗におよぶテクストが縦横無尽に読み解かれる。アメリカ文学思想史最大の謎にアメリカ研究の第一人者が挑むエキサイティングな論考!
目次
- 第1部 盗まれた廃墟—アウエルバッハ、ド・マン、パリッシュ(戦場のディコンストラクショニスト—暗号学と文献学;修辞学の復権—または荒野に潜む魑魅魍魎;ミメーシスの逆説—または「文学Z」の野望)
- 第2部 水門直下の脱構築—ポー、ド・マン・ホフスタッター(陰謀理論から反知性主義へ;「盗まれた手紙」論争再考;盗まれたテープ、盗まれたミサイル;真実の夢盗人)
- 第3部 鬱蒼たる学府—アーレント、ド・マン、マッカーシー(イスラム国時代のアイヒマン;ある亡命ジャーナリストの肖像;リヴァーサイド恋物語;アメリカ大学小説の起源—『鬱蒼たる学府』を読む;イカロスの帰還)
- 第4部 注釈としての三章—ガーバー、水村、ジョンソン(箴言というジャンル—ソーカル事件の余白に;アレゴリーはなぜ甦る—水村美苗のポール・ド・マン;人造美女の墓碑銘—バーバラ・ジョンソンの遺言)
「BOOKデータベース」 より