カッコウの托卵 : 進化論的だましのテクニック
Author(s)
Bibliographic Information
カッコウの托卵 : 進化論的だましのテクニック
地人書館, 2016.4
- Other Title
-
Cuckoo : cheating by nature
- Title Transcription
-
カッコウ ノ タクラン : シンカロンテキ ダマシ ノ テクニック
Available at 64 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Note
原著 (Bloomsbury, 2015) の全訳
訳注および参照文献: p297-299
原注および参考文献: p300-309
Description and Table of Contents
Description
托卵行動と子育ての放棄・押しつけは“進化”で説明できるのか?カッコウは托卵することで“親”という重荷を逃れ、普通の鳥より多くの卵を産む潜在的可能性を持つ。それは宿主がだまされやすいうちは一時的に得をするかもしれない。だが宿主が反撃すると、カッコウは結局だましのテクニックに複雑な手順が必要となる。詐欺の常習犯が最後はつかまって償いをさせられるように宿主の防衛は托卵の進化的成功を制限する。しかしそれでもカッコウは托卵を成功させ、いまも托卵を進化させている。
Table of Contents
- 巣の中のカッコウ—文学作品や観察記録の中に描かれているカッコウの托卵
- カッコウはどのように卵を産むか—長い間の論争はエドガー・チャンスによって決着がつけられた
- ウィッケン・フェン—著者の調査フィールド、ケンブリッジ近郊のウィッケン・フェン
- 春を告げる鳥—カッコウはどうやって托卵相手やそのタイミングを選ぶのか
- カッコウのふりをする—宿主のヨシキリは人工の擬卵にだまされるか、それとも見破るか
- 卵をめぐる「軍拡競争」—擬卵を見破る能力の高い宿主に托卵したときほど、カッコウ卵は宿主の卵に似てくる
- 署名と偽物—宿主が卵に記す「署名」が巧妙になるとカッコウの卵も巧妙になり、宿主は「署名」を変える
- さまざまな装いでのだまし—カッコウはタカに姿を似せることで宿主からの反撃を減少させ、宿主を混乱させる
- 奇妙で忌まわしい本能—孵化したカッコウの雛は丸裸で目も見えないが背中に宿主の卵を乗せて追い出す
- 餌ねだりのトリック—カッコウの雛はどのように宿主の気を引くか。驚きの「だましのテクニック」
- 宿主の選択—カッコウの「好みの宿主」が世代を越えて伝えられるしくみ
- もつれ合った土手—多種多様な生き物が複雑な相互関係を保って生きている
- 減少するカッコウ—地球温暖化による托卵の時期の狂いと餌の減少が原因か?
- 変化する世界—カッコウが減少すれば宿主の行動も変化する。近年の宿主の行動に変化が生じている
by "BOOK database"