父の密命
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書誌事項
父の密命
(コスミック・時代文庫, い7-6 . 若さま用心棒葵鯉之介 : 書下ろし長編時代小説 / 飯野笙子著||ワカサマ ヨウジンボウ アオイ コイノスケ : カキオロシ チョウヘン ジダイ ショウセツ ; [3])
コスミック出版, 2012.5
- タイトル読み
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チチ ノ ミツメイ
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収録内容
- 水魚の喧嘩
- 洲崎曙景
- 赤螺の涙
- 父の密名
内容説明・目次
内容説明
料理屋に居候し、ぶらぶらと遊び歩く浪人、葵鯉之介。剣をとれば天下無双、情に厚くて庶民を見捨てぬ好男子ではあるが、妙なところで世間知らず。それもそのはず、鯉之介の正体はなんと、水戸徳川家の若さまであり、しかも十一代将軍・家斉の実子。世が世ならば、公方さまにもなれる高貴な血筋であった。水戸徳川家のお世継ぎ騒動に嫌気がさし、家出中の鯉之介であるが、さすがに飛び出したままの知らん顔というわけにもいかぬ。御家の内紛がおさまり、さて己はどうするかと思い悩んだ鯉之介の前に現れたのは、新しく藩主となった兄・徳川斉昭であった…。実父の将軍家斉により、思わぬ密命を下された鯉之介の運命は!?—。
「BOOKデータベース」 より