反原子力の自然哲学
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書誌事項
反原子力の自然哲学
(ポイエーシス叢書, 67)
未來社, 2016.6
- タイトル読み
-
ハン ゲンシリョク ノ シゼン テツガク
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内容説明・目次
内容説明
近代科学思想が誕生した17世紀ヨーロッパ科学史を専門とする著者が、恩師トーマス・S・クーンの「歴史的科学哲学」を発展深化させ、新規に「文化相関的科学哲学」の学問的プログラムを構想。2011年春のフクシマ原子力発電所事故の悲劇を受け、荘子と司馬遷を先蹤として、近代西洋の機械論的自然観に代わる自然哲学構築に挑戦しようとする。原子論自然哲学をとらえ直す一方で、原子核科学についての厳密な科学的検討を経て、危険きわまりない原子力神話の虚妄を撃つ!
目次
- 序論 「ヨーロッパ諸学の危機」認識からの出発
- 第1章 文化相関的科学哲学のイデーン
- 第2章 ベイコン主義自然哲学の黄昏
- 第3章 近代ヨーロッパ機械論自然哲学への懐疑—数学的自然学と原子論哲学
- 第4章 東アジア伝統自然哲学の可能性—エコロジカルな自然観と伝統中国医学
- 第5章 東アジアにおける環境社会主義—ブータン的文明と現代日本資本主義の破局的未来
- 結論 東アジア科学技術文明の在り方の大転換を!
「BOOKデータベース」 より