迷走大将 上杉謙信
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書誌事項
迷走大将 上杉謙信
(小学館文庫)
小学館, 1999.10
- タイトル読み
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メイソウ タイショウ ウエスギ ケンシン
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注記
「聖将上杉謙信」(毎日新聞社1997年刊)として刊行されたものを文庫化にあたり加筆訂正したもの
内容説明・目次
内容説明
上杉謙信の史料を見た医師たちの所見は、「高血圧症、糖尿病、アルコール依存症、躁鬱気質」だったという。「だからわれわれは謙信の急死を敢えて残念がらず、これで越後兵の生命が何千人も救われた、と思うべきなのである」と小松重男は厳しいが、その厳しさは、病と躁鬱状態に悩まされ、部下に離反されつづけて一時の平安も得られず、戦いに次ぐ戦いの四十九年を過ごさざるをえなかった、“聖将”上杉謙信の生涯の濃淡をくっきりとさせ、感情の激発を滑稽味で中和してその魅力をひきだしているのである。
「BOOKデータベース」 より