擬制の論理自由の不安 : 近代日本政治思想論

書誌事項

擬制の論理自由の不安 : 近代日本政治思想論

松田宏一郎著

慶應義塾大学出版会, 2016.6

タイトル別名

擬制の論理 : 自由の不安 : 近代日本政治思想論

タイトル読み

ギセイ ノ ロンリ ジユウ ノ フアン : キンダイ ニホン セイジ シソウロン

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注記

参考文献: 巻末p5-26

内容説明・目次

内容説明

福澤諭吉から丸山眞男へ。思想家たちが擬制fictionの論理によって構成した、さまざまなる「自由な主体」。それらの理論的強度を精緻に検討し、近代日本における政治的言説の存立条件を明らかにする。

目次

  • 第1章 「東洋的専制」の運命から逃れられるか?
  • 第2章 「義気」と「慣習」—トクヴィルのモメント
  • 第3章 国家に「人格」は必要なのか?—穂積八束の「法理」と「主体」
  • 第4章 大正・昭和初期における「国家」と「団体」の理論構成
  • 第5章 戦後日本政治学におけるホッブズ
  • 第6章 擬制の再発見—丸山眞男にとっての福澤諭吉
  • 補論1 『文明論之概略』を読む
  • 第7章 福澤諭吉と明治国家
  • 補論2 「民心」と「公論」
  • 第8章 「天賦の通義」?—明治初期「自由」論争
  • 第9章 中江兆民における「約」と「法」

「BOOKデータベース」 より

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