ウイニングボール
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ウイニングボール
(ハルキ文庫, よ1-14,
角川春樹事務所, 2011.11
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ウイニング ボール
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784758435215
内容説明
長野県の少年野球大会決勝戦、旧戸隠村チームのエース健太は完全試合達成寸前だった。だが、捕手駿介のミスで大記録を逃し、激しく仲間をなじった。健太の態度に怒ったコーチの寺尾は、投手に渡されるべきウイニングボールを遠くへ投げ捨て、父の繁は観衆の前で息子を平手打ちにした。その出来事で、健太の心は激しく歪み、両親を憎んだ。十数年後—恋愛小説家として人気絶頂の健太に警察から連絡が入った。元恋人の沙織が冬の北アルプスで、あのウイニングボールを持って凍死したのだ。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784758436144
内容説明
自分の少年時代とまったく接点のない沙織が、なぜウイニングボールを持っていたのか?謎が健太を包む一方で、健太の母は自殺を図り、父とともに戸隠を去った…。家族崩壊の責任を一身に背負った健太は、恋人が凍死した雪の穂高へ、謎の解明と死の誘惑にかられて出かける。だが、おりからの猛吹雪で滑落。山岳救助隊員となった、かつての野球仲間たちは健太を救うため、悪天候の中、ヘリと地上から決死の救出に乗り出した。そして健太を待ち受けていたのは、想像を超えた驚愕の真相。
「BOOKデータベース」 より