シュニツラー
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シュニツラー
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 118)
清水書院, 2016.5
- : 新装版
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シュニツラー
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シュニツラー
2016.5.
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シュニツラー
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Note
参考文献: p226-227
シュニツラー年譜: p213-225
Description and Table of Contents
Description
シュニツラー(一八六二〜一九三一)は、森鴎外の『恋愛三昧』の翻訳などで早くから知られ、大正時代からたびたび上演されたので、古い世代にはまだファンも多い。戦後はその人気も下火になり、その名も忘れられかけていたが、最近の世紀末のブームとともに再び注目されるようになってきた。しかしシュニツラーを、社会性をもたない、愛と死とエロスの作家と考えるワンパターンの先入観はいまだに全く改まっていない。社会問題と対決した作品の紹介が、当初から欠落していたことがいまさらのように思い知らされる。彼の作品がいかに十九世紀末から二〇世紀初めのウィーンの社会的諸問題と対決していたかという側面も明らかにした。
Table of Contents
- 1 愛と死の主題(シュニツラーとその時代;出世作『アナトール』;エロスと死の作家;エロスの戯曲『輪舞』)
- 2 三つの自然主義的社会劇(婦人問題のテーマ—『メルヘン』;決闘のテーマ—『野獣』(禁猟期なしの獣);社会の非人間性への批判—『遺産』)
- 3 多彩な作品群(一幕物のチクルス;近代小説の試み—『グストゥル少尉』;短篇小説と一幕物会話劇;異色の歴史劇;心理会話劇の傑作)
- 4 ユダヤ人問題をめぐって(『自由への道』と『ベルンハルディ教授』)
- 5 晩年のシュニツラー(第一次世界大戦の勃発;不遇な晩年)
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