女たちの源氏物語 : 光源氏を愛した十四人の女性像
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女たちの源氏物語 : 光源氏を愛した十四人の女性像
(光文社文庫)
光文社, 1992.11
- タイトル読み
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オンナタチ ノ ゲンジ モノガタリ : ヒカルゲンジ オ アイシタ ジュウヨニン ノ ジョセイゾウ
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注記
『光源氏を愛した女たち』(光文社1987年刊)に加筆
内容説明・目次
内容説明
源氏物語が読まれている。世界最古の長編のひとつに数えられる古典が、千年の時を経て今なお私たちを魅了している。それは、源氏物語に描かれた女性たちの愛と哀しみが、永遠のテーマだからである—人妻ゆえに愛を拒んだ空蝉、光源氏に賭けた醜い末摘花、背徳の愛に苦しむ藤壺…14人の女性たちは、いかに愛し、悩んだか。すべての現代女性に捧げる一冊。
目次
- プロローグ—紫式部はなぜ源氏物語を書いたか
- 1 光源氏—そのマザーコンプレックスの愛 光源氏物語
- 2 人妻ゆえに愛を拒絶した女性 空蝉物語
- 3 はかなく死んだゆきずりの美しき女性 夕顔物語
- 4 いちずな愛に賭けた醜い女性 末摘花物語
- 5 息子の求愛に苦しむ義理の母 藤壺物語
- 6 愛と怨念に自滅した高貴な女性 六条御息所物語
- 7 兄と弟に愛された本能的な女性 朧月夜物語
- 8 穏やかな愛に生きた家庭的な女性 花散里物語
- 9 玉の輿に乗って幸運をつかんだ女性 明石の君物語
- 10 苦難のすえに幸せな結婚をした女性 玉鬘物語
- 11 運命に翻弄された不幸な幼な妻 女三の宮物語
- 12 光源氏に最も愛された理想的な妻 紫の上物語
- 13 独身主義に徹した美しくも哀しき女性 大君物語
- 14 愛に引き裂かれたさすらいの女性 浮舟物語
- エピローグ—源氏物語のゆくえ
「BOOKデータベース」 より