その行為、本当に処罰しますか : 憲法的刑事立法論序説
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その行為、本当に処罰しますか : 憲法的刑事立法論序説
弘文堂, 2016.7
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その行為本当に処罰しますか : 憲法的刑事立法論序説
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ソノ コウイ、ホントウ ニ ショバツ シマスカ : ケンポウテキ ケイジ リッポウロン ジョセツ
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引用文献一覧: p215-226
Description and Table of Contents
Description
国家が刑罰を科すに値する行為とは?憲法学と刑法学と立法学とが交錯する領域に初めて踏み込み、刑法学からの立法批判のあり方を提示した果敢な試み。児童ポルノ所持を素材にその具体的な機能性を実証する。
Table of Contents
- 序 憲法から刑事立法を論じる意味
- 第1章 刑事立法はどのように審査されてきたのか(裁判所による審査—日本とドイツ;刑法学が行なってきたこと—法益論による立法批判;法益論に対する疑問—法益論の何がいけないのか;法益論から憲法へ—法益論が審査しようとしているもの)
- 第2章 刑事立法はどのように審査されるべきなのか—あるべき立法批判枠組の構築(行為規範・制裁規範の具体的内容—用語の整理;行為規範の正統性—どのような行為が規制されてよいのか;制裁規範の正統性(1)非難提起の正統性—非難されるべき行為なのか;制裁規範の正当性(2)刑罰投入の正統性—刑罰まで科してよいのか;制裁規範の正統性(3)法定刑の正統性)
- 第3章 児童ポルノの所持を本当に処罰しますか—立法批判枠組の具体的適用(児童ポルノ禁止法における児童ポルノ規制の概要;児童ポルノ所持の規制内容—私的所持罪の行為規範の正統性;児童ポルノ私的所持の非難性—私的所持罪の制裁規範の正統性(1)非難提起の正統性;私的所持の当罰性—私的所持罪の制裁規範の正統性(2)刑罰投入の正統性;懲役何年が妥当なのか—私的所持罪の制裁規範の正統性(3)法定刑の正統性;刑罰以外の選択肢の可能性)
- 結 刑法は1人で歩むのか?
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