家裁調査官は見た : 家族のしがらみ

書誌事項

家裁調査官は見た : 家族のしがらみ

村尾泰弘著

(新潮新書, 676)

新潮社, 2016.7

タイトル読み

カサイ チョウサカン ワ ミタ : カゾク ノ シガラミ

注記

参考文献: p205-206

内容説明・目次

内容説明

妄想に囚われ、妻の浮気を責める夫マサヨシ。単純な嫉妬と見える振る舞いには、本人も気づかぬ深層心理が絡んでいた—。地道な調査とカウンセリングを武器に、家庭裁判所調査官は家族問題の現場へ踏み込む。誰にも起こる感情転移、知的エリート女性の挫折と暴力、「家族」代わりの薬物使用、「家族神話」のダークサイド…。十八の家庭に巣食った「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。

目次

  • 第1章 感情転移という「怪物」(「雑魚寝事件」の急展開;「母が重たい症候群」「娘が遠い症候群」 ほか)
  • 第2章 知的エリート女性の挫折と暴力(最悪な夫と別れない妻;DVのサイクル理論 ほか)
  • 第3章 薬物は「家族」の代用品(薬物乱用少女マキコ;「手の掛からない子」の反動 ほか)
  • 第4章 「家族神話」のダークサイド(どの家にもある「家族神話」;「父親が暴力をふるうかもしれない」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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