野戦病院でヒトラーに何があったのか : 闇の二十八日間、催眠治療とその結果

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野戦病院でヒトラーに何があったのか : 闇の二十八日間、催眠治療とその結果

ベルンハルト・ホルストマン著 ; 瀬野文教訳

草思社, 2016.6

Other Title

Hitler in Pasewalk : die Hypnose und ihre Folgen

野戦病院でヒトラーに何があったのか : 闇の二十八日間催眠治療とその結果

Title Transcription

ヤセン ビョウイン デ ヒトラー ニ ナニ ガ アッタ ノカ : ヤミ ノ ニジュウハチニチカン サイミン チリョウ ト ソノ ケッカ

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Description and Table of Contents

Description

ヒトラーは1918年10月第一次大戦末期ベルギー戦線で毒ガス攻撃に遭い失明し、ドイツ東部のパーゼヴァルク野戦病院に収容される。そこで精神医学の権威エドムント・フォルスター教授に催眠治療を施され回復した。戦争が終わりミュンヘンに現れたヒトラーは以前の「卑屈で目立たない」男ではなく、異様な目の光を持った政治家・大衆煽動者に変貌していた。パーゼヴァルクの28日間に何があったのか。独裁者を誕生させた決定的瞬間に光を当て、これまで多くの研究書が見逃してきた歴史のミステリーを解き明かす。

Table of Contents

  • 伝説の誕生
  • アメリカからの秘密報告によって明るみに出た新事実
  • ヒトラーを失明から救った精神科医エドムント・フォルスター
  • 一九一八年十月十四日、ヒトラー、トラウマにより失明
  • パーゼヴァルク野戦病院におけるヒトラー
  • 毒ガスによる失明は仮病だったのか
  • ヒステリー症状、失明、催眠
  • フォルスターの手記をもとに書かれたエルンスト・ヴァイスの小説『目撃者』より
  • 『目撃者』を解釈する
  • 精神療法医ハイディ・バイティンガーによるヒトラーの心理鑑定
  • 催眠療法の後遺症
  • ヒトラーが見た“幻覚”とは
  • フォルスターの患者が首相になった
  • フォルスター暗殺命令
  • 消された将軍たち
  • フォルスターの弟、定年をまえに解雇される
  • その後のパーセヴァルク
  • フォルスター手記の足取り

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