大津絵 : 民衆的諷刺の世界
著者
書誌事項
大津絵 : 民衆的諷刺の世界
(角川文庫, 19886)
KADOKAWA, 2016.7
- タイトル別名
-
角川ソフィア文庫
Ôtsu-e : imagerie populaire du Japon
- タイトル読み
-
オオツエ : ミンシュウテキ フウシ ノ セカイ
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注記
参考文献: pi-xviii
原著 (Philippe Picquier, c2015) の翻訳
原著の翻訳に文章と図版が追加されたもの
ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 J116-1」の表示あり
内容説明・目次
内容説明
江戸時代、東海道の土産物として流行した庶民の絵画、大津絵。鬼が念仏を唱え、神々が相撲をとり、天狗と象が鼻を競う—。奇想天外な世界をいきいきと描くその伝統は、いかに人気を博し、そして消えてしまったのか。多彩な78種の画題をオールカラーで掲載し、愛すべきヘタウマに込められた諷刺と諧謔の精神を解き明かす。柳宗悦や梅原龍三郎、河鍋暁斎、ピカソさえも魅了された大津絵の全貌が文庫オリジナルで今よみがえる。
目次
- 第1章 江戸の庶民絵画、大津絵の歴史(大津絵の発祥;礼拝用の大津絵神仏画;戯画から教訓絵へ;護符としての大津絵;大津絵の現在)
- 第2章 楠瀬日年の『大津絵』(仏;庶民の神々;鬼;英雄;若衆・奴・芸能民;美人;鳥獣)
- 第3章 楠瀬日年と大津絵—再発見と創作(大津絵に魅了された近代の洋画家たち;楠瀬日年の江戸民衆芸術への憧憬;楠瀬日年の大津絵論;楠瀬日年の『大津絵』版画集)
「BOOKデータベース」 より