一首のものがたり : 短歌 (うた) が生まれるとき
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一首のものがたり : 短歌 (うた) が生まれるとき
東京新聞, 2016.4
- タイトル別名
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一首のものがたり : 短歌が生まれるとき
- タイトル読み
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イッシュ ノ モノガタリ : ウタ ガ ウマレル トキ
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注記
東京新聞夕刊で不定期連載の「一首のものがたり」 (2013年2月-) に加筆・再編集したもの
内容説明・目次
内容説明
短歌にはドラマがある。「記者ときどき歌詠み」の著者ならではのペンが織りなす、二十七の短歌ものがたり。
目次
- 青年死して七月かがやけり軍靴の中の汝が運動靴
- 膝下を津波にしやぶられ寒かりき夢と見てゐし家流るるを—佐藤成晃
- すさまじくひと木の桜ふぶくゆゑ身はひえびえとなりて立ちをり—岡野弘彦
- 夕照はしづかに展くこの谷のPARCO三基を墓碑となすまで—仙波龍英
- 日本を振りかへらざれわが前にひたむきにゐる若きらに向き—石川一成
- あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ—小野茂樹
- 警棒に撲たざることをぎりぎりの良心としてわれは追ひゆく—筑波杏明
- 風。そしてあなたがねむる数万の夜へわたしはシーツをかける—笹井宏之
- 夕焼けに照らされてゐる妻の顔まぎれなくいま生きてかがやく—桑原正紀
- 音もなく我より去りしものなれど書きて偲びぬ明日と言ふ字を—木村久夫〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より