新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ : 現代の心的外傷を考える
著者
書誌事項
新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ : 現代の心的外傷を考える
河出書房新社, 2016.7
- タイトル別名
-
新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ、現代の心的外傷を考える
Les nouveaux blessés : de Freud à la neurologie, penser les traumatismes contemporains
- タイトル読み
-
アラタナル キズツキシ モノ : フロイト カラ シンケイガク エ : ゲンダイ ノ シンテキ ガイショウ オ カンガエル
大学図書館所蔵 件 / 全84件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著 (Paris : Bayard, 2007) の全訳
文献: 巻末piv-xi
内容説明・目次
内容説明
過去も幼児期も個人史もない新しい人格が、脳損傷からつくられる可能性を思考。フロイト読解をとおして、現代の精神病理学における、“性”から“脳”への交代現象の意義を問う画期的哲学書。
目次
- 序論
- 第1部 神経学の下位におかれる性事象(因果性の「新しい地図」;脳の自己触発;脳損傷—神経学的小説から意識不在の劇場へ;先行段階なき同一性;精神分析の異議申し立て—破壊欲動なき破壊は存在しうるか)
- 第2部 脳事象の無力化(フロイトと“あらかじめ存在する亀裂の線”;心的出来事とは何か;「リビドー理論」そして性事象の自身に対する他性—外傷神経症と戦争神経症を問い直す;分離、死、もの フロイト、ラカン、出会いそこね;神経学の異議申し立て—「出来事を修復する」)
- 第3部 快原則の彼岸をめぐって—実在するものとしての(治癒や緩解には最悪の事態を忘れさせるおそれがある;修復の両義性 弾性から復元性へ;反復強迫の可塑性へ;偶発事故の主体)
- 結論
「BOOKデータベース」 より