新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ : 現代の心的外傷を考える

書誌事項

新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ : 現代の心的外傷を考える

カトリーヌ・マラブー著 ; 平野徹訳

河出書房新社, 2016.7

タイトル別名

新たなる傷つきし者 : フロイトから神経学へ、現代の心的外傷を考える

Les nouveaux blessés : de Freud à la neurologie, penser les traumatismes contemporains

タイトル読み

アラタナル キズツキシ モノ : フロイト カラ シンケイガク エ : ゲンダイ ノ シンテキ ガイショウ オ カンガエル

注記

原著 (Paris : Bayard, 2007) の全訳

文献: 巻末piv-xi

内容説明・目次

内容説明

過去も幼児期も個人史もない新しい人格が、脳損傷からつくられる可能性を思考。フロイト読解をとおして、現代の精神病理学における、“性”から“脳”への交代現象の意義を問う画期的哲学書。

目次

  • 序論
  • 第1部 神経学の下位におかれる性事象(因果性の「新しい地図」;脳の自己触発;脳損傷—神経学的小説から意識不在の劇場へ;先行段階なき同一性;精神分析の異議申し立て—破壊欲動なき破壊は存在しうるか)
  • 第2部 脳事象の無力化(フロイトと“あらかじめ存在する亀裂の線”;心的出来事とは何か;「リビドー理論」そして性事象の自身に対する他性—外傷神経症と戦争神経症を問い直す;分離、死、もの フロイト、ラカン、出会いそこね;神経学の異議申し立て—「出来事を修復する」)
  • 第3部 快原則の彼岸をめぐって—実在するものとしての(治癒や緩解には最悪の事態を忘れさせるおそれがある;修復の両義性 弾性から復元性へ;反復強迫の可塑性へ;偶発事故の主体)
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB2179847X
  • ISBN
    • 9784309247670
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    323, xliiip
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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