ブラックホール : アイデアの誕生から観測へ
著者
書誌事項
ブラックホール : アイデアの誕生から観測へ
地人書館, 2016.8
- タイトル別名
-
Black hole : how an idea abandoned by Newtonians, hated by Einstein, and gambled on by Hawking became loved
- タイトル読み
-
ブラック ホール : アイデア ノ タンジョウ カラ カンソク エ
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注記
ブラックホール関連年表: p222-228
参考文献: p260-270
索引あり
内容説明・目次
内容説明
古典力学の時代には捨てられ、アインシュタインに嫌われ、ホーキングが賭けたアイデアは、どのようにして愛されるようになったのか。天体の重力崩壊現象を「ブラックホール」と名づけたとき、それが理論上だけでなく実際に宇宙に存在することを確かめる手段は見つかっていなかった。クエーサー、中性子星とともに、強力なエックス線天体の発見は、その莫大なエネルギーの供給源としてブラックホールを浮かび上がらせた。そしていま、ブラックホールの衝突合体は現実のものとしてその重力波が観測されるようになった。
目次
- 宇宙で最大級に明るい天体が見えなくなる理由—ニュートン、ミッチェル、ラプラス
- ニュートンよ、許したまえ—アインシュタイン
- 気が付けば、幾何学の国に—シュヴァルツシルト
- 恒星がこれほど非常識な振る舞いをするはずがない。何か自然の法則があるはず!—チャンドラセカール、エディントン
- 厄介者登場—バーデ、ツヴィッキー
- 重力場だけが存続—ランダウ、オッペンハイマ
- 物理学者になって最高でした—ホイーラー、ゼルドヴィッチ
- ペンローズ
- こんな奇妙なスペクトルは見たことがない—シュミット
- ブラックホールって呼べば?—カー
- 中世の拷問台—ホイーラー
- スティーヴン・ホーキングは一般相対論やブラックホールに多額の投資をする一方で、保険をかけることも忘れていなかった—ホーキング、ソーン
- ブラックホールはそれほど黒くない—ホーキング
「BOOKデータベース」 より