生存権の困難 : フランス革命における近代国家の形成と公的な扶助

Author(s)

Bibliographic Information

生存権の困難 : フランス革命における近代国家の形成と公的な扶助

波多野敏著

勁草書房, 2016.7

Other Title

生存権の困難 : フランス革命における近代国家の形成と公的な扶助

Title Transcription

セイゾンケン ノ コンナン : フランス カクメイ ニオケル キンダイ コッカ ノ ケイセイ ト コウテキナ フジョ

Available at  / 93 libraries

Note

主要参考文献: p373-381

Description and Table of Contents

Description

生存権は２０世紀的権利と考えられてきたが、社会は古くから自分の力だけでは生きていけない者を支えるシステムを持っていた。新しく国民国家を作ろうとしたフランス革命は、私的な施しや施療院を中心としたアンシャン・レジームの救貧制度に代わり、いかにして個人の生存を支えるかという課題に直面した。本書は、革命家たちが、こうした課題にどのように取り組んでいったかをたどる。

Table of Contents

  • 序章　フランス革命における「生存権」の性格をめぐって
  • 第１章　アンシャン・レジームにおける救貧制度
  • 第２章　フランス革命と法の変容
  • 第３章　革命の扶助構想
  • 第４章　公的扶助制度の形成
  • 第５章　テルミドール後の政策転換
  • 終章

by "BOOK database"

Details

Page Top