夏目金之助ロンドンに狂せり
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夏目金之助ロンドンに狂せり
青土社, 2016.7
- : 新装版
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ナツメ キンノスケ ロンドン ニ キョウセリ
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関連年表: p483-499
主要文献図書: p507-511
Description and Table of Contents
Description
「文部省派遣留学生」夏目金之助。過酷で多難な長旅を経て、ロンドンでの自己喪失、幻視体験、狂気と紙一重の引きこもりを通し、自らを食い破って「小説家夏目漱石」へと変貌しゆく過程を克明に解き明かす、渾身の長篇評論。
Table of Contents
- 金之助、ロンドンに留学す
- 不安と戸惑いの横浜出航
- 船酔いに苦しむ金之助
- 光と影—イギリス植民地支配とアジアの現実
- ノット夫人の一等船室で
- 砂漠の国の海を抜けて地中海へ
- 汽車の旅で難儀する金之助
- 初めての単独旅行—パリからロンドンへ
- ロンドンの街頭に迷う金之助
- 『倫敦塔』—漱石自身による漱石殺し
- 最初から挫折した留学の夢
- 女の「過去の臭ひ」—ミルデ家の謎
- 東京海上保険ロンドン支店長が見たミルデ家
- 謎の少女アグニスの眼
- 黄色くきたない日本人
- おしゃべりペンとの奇妙な友情
- 下宿に引きこもる金之助
- 『文学論』—強いられたプロジェクト
- 金之助、ロンドンに狂せり—自我の拠りどころを求めて
- 帰国—内なる流難と引きこもりに向けて
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