書誌事項

敗者の戦後

入江隆則著

(文春学藝ライブラリー, 歴史 ; 20)

文藝春秋, 2015.12

タイトル読み

ハイシャ ノ センゴ

注記

ちくま学芸文庫 2007年刊の再刊

参考文献: p463-477

内容説明・目次

内容説明

昭和二十年夏、敗戦。以降、国内議論を二分してきた「戦後処理」問題だが、そこには世界的視点が欠けていた。ナポレオン戦争後のフランス、第一次大戦後のドイツのケースを検証することで見えてきた問題の本質とは何か?日本の戦後のあり方を考える上での記念碑的著作。

目次

  • 第1部 ナポレオン戦争とその敗者フランスの戦後(ナポレオン戦争の新しさ;戦後処理の貴族的伝統;正統性の不在;堕落の開始=一九世紀)
  • 第2部 第一次世界大戦とその敗者ドイツの戦後(大衆の欲した戦争;国家総力戦の破局;史上最悪の戦後?;ワイマール版・戦後の克服)
  • 第3部 大東亜戦争とその敗者日本の戦後(正戦論の陥穽;日本の近代戦争の本質;共存か対決か;真珠湾とポツダムの間;第三の戦後=思想改造)
  • 勝者のジレンマと勝敗の収支決算

「BOOKデータベース」 より

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