帝国・「陰謀」・ナショナリズム : 「国民」統合過程のロシア社会とバルト・ドイツ人

書誌事項

帝国・「陰謀」・ナショナリズム : 「国民」統合過程のロシア社会とバルト・ドイツ人

山本健三著

法政大学出版局, 2016.8

タイトル別名

Империя, "интрига" и национализм : Российский социум и остзейские немцы в процессе объединения "нации"

帝国陰謀ナショナリズム : 国民統合過程のロシア社会とバルトドイツ人

帝国・〈陰謀〉・ナショナリズム : 「国民」統合過程のロシア社会とバルト・ドイツ人

タイトル読み

テイコク・「インボウ」・ナショナリズム : 「コクミン」トウゴウ カテイ ノ ロシア シャカイ ト バルト・ドイツジン

注記

学位請求論文「一八六〇年代後半のロシア帝国におけるオストゼイ問題の浮上と隠蔽 : バルト・ドイツ人批判とロシア・ナショナリズムの相関関係に関する考察」(北海道大学, 2009) に大幅な加筆と削除を行ったもの

参考文献: 巻末p1-13

内容説明・目次

内容説明

舞台は19世紀後半のロシア。ドイツ系住民の陰謀を唱える書物をきっかけに「出版戦争」と呼ばれる大論争が巻き起こる。包摂を原則とする帝国の論理と国家内国家を拒絶するナショナリズムの激突を追跡し、言論が社会に及ぼす力を描き出す、新しいロシア史の挑戦!

目次

  • 第1章 ロシア帝国とバルト・ドイツ人(一八世紀初頭‐一九世紀初頭)
  • 第2章 サマーリンによる問題提起とその衝撃
  • 第3章 一八六〇年代後半におけるオストゼイ問題の浮上
  • 第4章 “陰謀”としてのオストゼイ問題—カトコーフとサマーリンによる概念化
  • 第5章 「隠蔽」されるオストゼイ問題
  • 結論—「オストゼイ問題」とは何であったか

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ