海のリテラシー : 北大西洋海域の「海民」の世界史
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書誌事項
海のリテラシー : 北大西洋海域の「海民」の世界史
創元社, 2016.8
- タイトル別名
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海のリテラシー : 北大西洋海域の海民の世界史
- タイトル読み
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ウミ ノ リテラシー : キタタイセイヨウ カイイキ ノ カイミン ノ セカイシ
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
近代以前、すでに大洋航海の技術やルートは確立されつつあったが、海の世界は依然として畏怖の対象であり、海の恩恵を得るためには「海のリテラシー」ともいうべき知識や経験の蓄積が不可欠であった。本書では、船長・漁民・商人・地域住民など「海民」の日常活動の分析を通して、海に関する情報の取得方法や伝達の実態を読み解き、彼らが「海のリテラシー」を獲得していく過程や海民の独自性、陸の歴史との関係性を明らかにする。
目次
- 海民の世界と海のリテラシー—一八・一九世紀の北大西洋海域から
- 第1部 海を読む/語る(難破譚の中の船乗り—近世ヨーロッパの船とサバイバルの条件;船乗りと航海譚—英領アメリカ植民地における貿易と情報伝達;侵犯する「海民」—『ペンシルベニアのアルジェリア人スパイ』を中心に;海運業界紙の市況展望—十九世紀前半におけるオーストリア領トリエステからみた両アメリカの可能性)
- 第2部 海で/と生きる(貿易商人マテュラン・トロティエ—ナポレオン時代における奴隷貿易の利潤と情報;黒人船長ポール・カフィ—アボリショニズムと環大西洋商業ネットワーク;奴隷商人セオフィラス・コノウ—一九世紀前半の環大西洋非合法ネットワーク;靴職人ジョセフ・ライ—十九世紀初頭マサチューセッツ州リンにおける副業としての漁業)
- 第3部 海が/を創り出す(石干見のアーケオロジー—大西洋沿岸域における石積み漁法に関する予察的研究;近世フランスの北大西洋世界—港湾ネットワークからみた多重経済構造;一八世紀フランスの“小さな港”—ミクロ資本主義の海域社会史;デンマークの西インド諸島—黒人奴隷制度史とカリブ海)
「BOOKデータベース」 より