シオドア=ドライサー
著者
書誌事項
シオドア=ドライサー
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 154)
清水書院, 2016.7
- : 新装版
- タイトル読み
-
シオドア ドライサー
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注記
シオドア=ドライサー年譜: p217-231
参考文献: p232-236
内容説明・目次
内容説明
『アメリカの悲劇』の作者シオドア=ドライサーは一九世紀末から二〇世紀前半を生きたもっともアメリカ的な小説家だった。彼はドイツからの移民の子として貧困の中に育ち、自学自習で小説家としての成功を夢見て、苦労をしながら奮闘した人である。少年期から青年期まで、様々な職に就きながら、新聞記者、雑誌編集者を経て、念願の小説家となり、やがては当時の文学時流であった自然主義文学の代表的作品を世に問うまでとなった。晩年彼は必ずしも小説家として十全の時を送ることはできなかったが、ドライサーの生涯はまさに「アメリカの夢」を見、実現させようと努力した軌跡である。ここにアメリカに生きる男の典型があったと読者は感ずるはずである。
目次
- 1 シオドア・ドライサーの生涯—成功の夢を追い続けた男(貧しい移民の子;青春の苦闘;新聞記者への道;セントルイス時代;放浪の記者生活;大都会での挫折;成功の崩し;『シスター・キャリー』の挫折;「不道徳」というレッテルの重圧;大作家への道;華麗なる時代;不満足な晩年)
- 2 シオドア=ドライサーの作品と思想(『シスター・キャリー』;『ジェニー・ゲアハート』;『資本家』;『アメリカの悲劇』;『悲劇的なアメリカ』;晩年の心境を描く『とりで』;むすび)
「BOOKデータベース」 より