書誌事項

近代日本とアジア : 地政学的アプローチから

クロード・アモン, 廣瀬緑編

勉誠出版, 2016.9

タイトル読み

キンダイ ニホン ト アジア : チセイガクテキ アプローチ カラ

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注記

監修: 三谷博

"パリ・ディトロ(第7)大学で開かれた宣前期の日本とアジアの関係に関するシンポジウムの成果をとりまとめた論文集"--巻頭言より

内容: 巻頭言(三谷博), 序(クロード・アモン), 1: 「「アジア」概念の再発明」-11: 「ジャン・レイ」, 結びにかえて(廣瀬緑), 執筆者一覧

参考文献あり

収録内容

  • 「アジア」概念の再発明 : 地理学から地政学へ / 三谷博 [執筆]
  • 初期アジア主義と中江兆民 : 日本の文明開化、ヨーロッパとアジアの創造 / エディ・デュフルモン [執筆]
  • アジア主義と国益 : 明治期の内田良平を例として / グレゴワル・サストル [執筆]
  • 移動 : 1884年の太平洋周辺における様々な出来事 / ステファン・タナカ [執筆]
  • 朝鮮と明治期日本のノスタルジア / リオネル・バビッチ [執筆]
  • 台湾から満洲国へ、中国における大倉組の市場開拓 / クロード・アモン [執筆]
  • 岡倉天心の地政学的直感 / 浅利誠 [執筆]
  • 今泉雄作の図案法と岡倉天心の泰西美術史 / 廣瀬緑 [執筆]
  • 江藤新平における「人民の権利の保護」 : その法政治思想的連関 / ベルランゲ河野紀子 [執筆]
  • 花柳病男子の結婚制限と法律婚にみる戸籍の法的役割 : 新婦人協会と穂積重遠を中心に / 小沼イザベル [執筆]
  • ジャン・レイ : あるフランス人政治学者の見た日本の植民地主義と東アジア・太平洋戦争 / アルノ・ナンタ [執筆]

内容説明・目次

内容説明

19世紀中盤以降、西洋の影響を強く受けながら近代国家形成を目指していった日本。しかし、その展開においては、近隣諸国との歴史的・地域的関係性もまた、大きな条件として存在していた—複雑化する国際環境のなかで、「アジア」なるものの一角に位置した日本は、この地域をどのように捉え、なにを企図していったのか。仏・日・米・豪の研究者による多面的な考察から、戦前期の日本におけるアジア認識を探り、日本とアジアの歴史理解への基盤を提示する。

目次

  • 1 「アジア」概念の再発明—地理学から地政学へ
  • 2 初期アジア主義と中江兆民—日本の文明開化、ヨーロッパとアジアの創造
  • 3 アジア主義と国益—明治期の内田良平を例として
  • 4 移動—1884年の太平洋周辺における様々な出来事
  • 5 朝鮮と明治期日本のノスタルジア
  • 6 台湾から満州国へ、中国における大倉組の市場開拓
  • 7 岡倉天心の地政学的直観
  • 8 今泉雄作の図案法と岡倉天心の泰西美術史
  • 9 江藤新平における「人民の権利の保護」—その法政治思想的連関
  • 10 花柳病男子の結婚制限と法律婚にみる戸籍の法的役割—新婦人協会と穂積重遠を中心に
  • 11 ジャン・レイ—あるフランス人政治学者の見た日本の植民地主義と東アジア・太平洋戦争

「BOOKデータベース」 より

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