世界をわからないものに育てること : 文学・思想論集
著者
書誌事項
世界をわからないものに育てること : 文学・思想論集
岩波書店, 2016.9
- タイトル別名
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世界をわからないものに育てること : 文学思想論集
- タイトル読み
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セカイ オ ワカラナイ モノ ニ ソダテル コト : ブンガク・シソウ ロンシュウ
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内容説明・目次
内容説明
理に落ちてしまうまえに、そのとき生まれた一瞬の驚きに立ち止まり、世界をわからないものに育てる—そういう時間をつくりあげてゆくことが、いまを生きる私たちにとって大切なのではないだろうか。『巨匠とマルガリータ』から『永遠の0』『東京プリズン』まで—同時代と歴史に沈潜し、文学の“現在”を浮き彫りにする。
目次
- 1 災後と文学(もう一つの「0」—『永遠の0』と島尾敏雄、吉田満;一語の面白さ—「大波小波」に反論;復元話体のなかで—大震災と柴崎友香『わたしがいなかった街で』;二〇一三年の赤坂真理『東京プリズン』)
- 2 文学の二〇世紀以後(独裁と錯視—二〇世紀小説としての『巨匠とマルガリータ』;ヘールシャム・モナムール—カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を暗がりで読む;「理論」と「授業」—文学理論と「可能空間」;世界をわからないものに育てること—伝記という方法)
- 3 時代の変わり目の指標(螢、ヒカラズ。涙、ナガレズ。—日向寺太郎監督の『火垂るの墓』;空腹と未来—山田太一『昭和を生きて来た』;ノンフィクションと反抗の不可能性—沢木耕太郎『無名』;小説が時代に追い抜かれるとき—みたび、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』について;「居心地のよい場所」からの放逐—村上春樹『女のいない男たち』;「きれいはきたない」—大江健三郎『晩年様式集』)
「BOOKデータベース」 より