日米開戦と人造石油
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書誌事項
日米開戦と人造石油
(朝日新書, 588)
朝日新聞出版, 2016.10
- タイトル読み
-
ニチベイ カイセン ト ジンゾウ セキユ
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注記
参考資料: p259-269
内容説明・目次
内容説明
戦後公開された機密資料を読み解き、今まで、ほとんど明らかにされてこなかった、開戦の過程と人造石油開発の実態に迫る。開戦判断の要因の一つは、国内の石油需給の見通しであった。これを大きく左右したのは人造石油の生産予測だった。政府・軍部の指導者も、人造石油に期待していた。しかし大本営政府連絡会議の席上、この計画は大きく変更される。そして航空燃料、物資輸送船舶の不足が明らかであるにも拘らず、この議論は行われないまま、開戦決定へ移行したことが分かるのである。
目次
- 第1章 日本を幻惑させたドイツの人造石油
- 第2章 開戦前の巨大プロジェクト、人造石油生産計画
- 第3章 日本周辺に石油供給源はなかったのか
- 第4章 開戦はどう決められたのか
- 第5章 人造石油はどのような役割を背負わされたのか
- 第6章 いつ頃から開戦の準備は進められたのか
- 第7章 困窮する石油需給と国民総動員の松根油生産
「BOOKデータベース」 より