中沢新一と吉本隆明 : 亡きグルのためのパヴァーヌ

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中沢新一と吉本隆明 : 亡きグルのためのパヴァーヌ

土井淑平著

綜合印刷出版 , 星雲社 (発売), 2016.9

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ナカザワ シンイチ ト ヨシモト タカアキ : ナキ グル ノ タメ ノ パヴァーヌ

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オウム真理教と原発で転んだ「戦後最大の思想家」吉本隆明と、その追従者のロマン主義者中沢新一を、脱神秘化し脱神話化するポレミーク！

Table of Contents

  • 第１部　亡きグルのためのパヴァーヌ　吉本隆明の後追い心中で思想的に殉死した中沢新一（鰯の頭も信心から—オウム真理教の麻原彰晃を礼賛し三・一一後も原発を賛美した戦後批評家；その内容と記述の形式—チベット密教から吉本真理教につながる密教の秘伝の伝授；その非科学的な形而上学—贈与の金メッキで金ピカに飾り立てられた消費社会の神話；その非歴史的な史的観念論—「勝てば官軍」で「無理が通れば道理引っ込む」歴史の神話；ナカザワダマシの新予言—笑うレーニンとマルクスの読みかえならぬ骨抜き；「日本トンデモ本大賞」の有力候補—副島隆彦トンデモ推薦の吉本隆明トンデモ『「反原発」異論』）
  • 第２部　バブルに浮かれた亡きグルの語り　中沢新一が絶賛した吉本隆明の仕事の解体構築（引き裂かれた都市論—自家撞着の「大衆の原像」と「アジア的」の大ブロシキ；市民なき都市—市民と公共性を欠いた空っぽの都市論と政治思想の貧困；イメージの映像都市—自由と権力の対話もなく空の空なる宙返りのイメージと視線；消費都市のバブル批評—バブルの泡踊りの批評と下部構造のゼネコン都市の現実；巨大都市の制御不可能性—阪神大震災や東日本大震災でも止まらぬ成長信仰とハード路線；未来都市とアフリカ的段階の珍妙な結合—「アフリカ的段階」と「南島論」の錯誤）

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