ディスコースとしての心理療法 : 可能性を開く治療的会話 Psychotherapy as discourse : therapeutic conversation leading to possibilities
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書誌事項
ディスコースとしての心理療法 : 可能性を開く治療的会話 = Psychotherapy as discourse : therapeutic conversation leading to possibilities
遠見書房, 2016.9
- タイトル別名
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ディスコースとしての心理療法
- タイトル読み
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ディスコース トシテノ シンリ リョウホウ : カノウセイ オ ヒラク チリョウテキ カイワ
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注記
その他の著者: 和田憲明, 田崎みどり, 永尾嘉康, 伊藤勢津子, 森俊夫
文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
ホワイトとエプストンの発表した「問題の外在化」、これとまったく同じ時期に同じ家族療法の文脈から、「問題の外在化」というキーワードを創出した心理臨床家が、本書の著者児島達美である。以来、心理療法のポストモダン化は進展したものの、世界経済の動向や社会の保守化傾向などのなかで、心理療法のあり方は問われ続けている。本書は、そんな世界にある心理療法の本質的な意味を—著者独特の軽妙な深淵さのなかで—改めて問う力作である。また、盟友であった故和田憲明氏との3ケースにおよぶ紙上スーパーヴィジョンも掲載。効果のある心理療法にするための具体策が盛り込まれている。それに加え、故森俊夫氏とのトークセッションの原稿も収録。読み応えのある1冊になった。
目次
- 序 セラピストは良き観客たれ
- 第1部 私から家族療法へ(私が家族療法から教わったこと;遠い親戚のおじさんのように振る舞う;日本における夫婦療法のゆくえ)
- 第2部 ブリーフ・セラピーそしてナラティヴ・セラピー(ブリーフ・セラピーへの招待;「問題の外在化」再考;心理療法にとって“ナラティヴ”とは;心理“相談”に固有のアセスメントは存在するか?)
- 第3部 超・スーパービジョン実践編(ものわかりのよい、手のかからないセラピストとクライエント;若き男性セラピストの“軽はずみと羞恥心”—ある統合失調症女性患者との出会いから;子どものセラピーにはコマーシャル付きがおすすめ)
- 第4部 “言葉が心をつくる”ということ(会話を続けること—コミュニケーション障害は治療的会話の促進を妨げるか?;高橋規子さんの“ナラティヴ”との対話)
「BOOKデータベース」 より