太宰治
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太宰治
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2016.8
- : 新装版
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ダザイ オサム
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Note
背と表紙の責任表示: 福田清人編, 板垣信著
太宰治 昭和41年3月刊の新装版
太宰治の肖像あり
年譜: p202-205
参考文献: p205
Description and Table of Contents
Description
津軽の大地主津島家に六男として生まれ、旧家の持つ重圧を鋭く感じながら成長した太宰治は、青春の一時期、思想運動の渦中で苦闘した。間もなくその運動から離脱したかれは、裏切り者としての罪の意識にさいなまれながら文学に転身し、処女作『思ひ出』で注目され、つづいての『道化の華』で新進作家としての地位を築いた。以後、昭和の暗い谷間の時代に、その絢爛たる才能を開花させ、戦後の混乱期には『ヴィヨンの妻』や『斜陽』で華やかな脚光を浴び、さらにその生涯と文学との総決算ともいうべき『人間失格』を残した。昭和二十三年六月十三日、玉川上水に投じ、その遍歴の生涯にピリオドを打った太宰治は、不毛の時代に生きる人間の不安と苦悩とを集約的に描きつづけた、ユニークな現代作家といえよう。
Table of Contents
- 第1編 太宰治の生涯(地主の子;青春;処女作前後;戦火の中で;栄光と死と)
- 第2編 作品と解説(晩年;ダス・ゲマイネ;姥捨;富嶽百景;走れメロス;津軽;お伽草紙;ヴィヨンの妻;斜陽;人間失格)
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