宮沢賢治
著者
書誌事項
宮沢賢治
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2016.8
- : 新装版
- タイトル読み
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ミヤザワ ケンジ
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注記
背と表紙の責任表示: 福田清人編, 岡田純也著
宮沢賢治の肖像あり
年譜: p206-209
参考文献: p209
内容説明・目次
内容説明
陸奥花巻の富裕な商家の長男として生まれた宮沢賢治は、家庭の仏教的雰囲気の中で成長し、思春期に受けた法華経の感動を生涯持ち続けた。すべての生物の究極の幸福を理想として掲げた賢治は、零細農民の困苦を見るにつけ、家業・商業主義に疑問を抱き、一時社会主義にも接近していった。そして、独居自耕自炊の生活にとび込み、ひたすら前近代的な東北農民の改革に奔走した。生前出版した近代詩史上独自の光彩を放つ心象スケッチ集『春と修羅』も、近代児童文学の傑作・童話集『注文の多い料理店』も、そのユニークさのゆえに文壇の評価をみるに至らなかった。法華経にうらづけられた明日の社会を目ざして猛進した賢治だったが、病魔が三十七歳の肉体を蝕んだ。不遇な一地方作家の清冽な生涯であった。
目次
- 第1編 宮沢賢治の生涯(陸奥の少年時代—賢治文学の母胎;懐疑と絶望に誘われて—文学的出発;あらゆる生物の幸福を索めて—膨張する心象世界;心象スケッチの開花—詩人の自負;献身と奉仕の中で—農村救済に奔走;夢は枯野を—狂おしく調和を求めて)
- 第2編 作品と解説(短歌;無声慟哭;小岩井農場;和風は河谷いつぱいに吹く;ひとひはかなく;雨ニモマケズ;銀河鉄道の夜;グスコーブドリの伝記;風の又三郎;かしはばやしの夜)
「BOOKデータベース」 より