日本人と中国人 : なぜ、あの国とまともに付き合えないのか
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日本人と中国人 : なぜ、あの国とまともに付き合えないのか
(祥伝社新書, 486)
祥伝社, 2016.11
- タイトル読み
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ニホンジン ト チュウゴクジン : ナゼ アノ クニ ト マトモ ニ ツキアエナイノカ
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内容説明・目次
内容説明
一九七二年、日中国交正常化。国を挙げて沸きかえるなか、台湾との日華平和条約は、一片の声明によって破棄された。感情が条約に優先する—。その風潮に対する疑問と憤りに駆られた著者が記したのが、本書である。日中関係は有史以来、対等でまともな関係がなく、政経分離の状態が続いている。なぜ、中国とまともに付き合ってこられなかったのか。その歴史的経緯を検証、日本側の問題点を追究する。日中関係から読み解く「日本論」であり、すぐれた「日本人論」である。
目次
- 1章 感情国家・日本の宿痾—日中国交回復と日支事変に共通する歴史的問題点
- 2章 鎖国時代の中国大ブーム—家康による日中国交回復と、朱舜水が及ぼした影響
- 3章 尊皇思想の誕生—なぜ京都町奉行は、竹内式部に慴伏したのか
- 4章 明朝派日本人と清朝派日本人—「日本国王」を受け入れた足利義満の中国観
- 5章 太閤式・中国交渉の失敗—秀吉は、なぜ明との交渉を決裂させ、再度の朝鮮出兵にいたったか
- 6章 朝鮮の後ろには中国がいた—新井白石が朝鮮来聘使問題に見せた傑出した外交感覚
- 7章 逆転する中国像—その後の対中政策を決定した頼山陽の『日本外史』が誕生するまで
- 8章 中国を忘れた日本—田沼時代から明治維新へ、中国蔑視時代の対中関係
- 9章 「外なる中国」と「内なる中国」—二・二六事件の将校に連なる近代日本の天皇観と中国観
「BOOKデータベース」 より