志賀直哉
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志賀直哉
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2016.8
- : 新装版
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シガ ナオヤ
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Note
背と表紙の責任表示: 福田清人編, 栗林秀雄著
年譜: p187-193
参考文献: p194
Description and Table of Contents
Description
父との対立—内面的葛藤は、志賀直哉の全青年期を支配した「一大精神課題」であったとともに、「生涯最大の劇」でもあった。父に対立し、反抗し、そして苦悩した彼は、このことゆえにかえって創作と実生活への強い意志を示したのだった。そして、志賀文学は、「感情、行動統一体として、強烈、純粋に生きる自我に即して形成される」といわれるように、絶対的な自我肯定の道を辿りつつ発現されたものだった。ここに、「志賀直哉は日本文学の故郷」と言われたり、また広くは、「小説の神様」と呼ばれたりした一因があった。彼の描いた作品は、いずれも、しみじみと、それでいて強く深い感動を読者に与える。名作と呼ばれる数々の短編をはじめ、長年かかって完成した唯一の長編小説『暗夜行路』は、日本文学の代表作品として、また小説の一つの理想形として、今日もなお、多くの愛読者をえているのである。
Table of Contents
- 第1編 志賀直哉の行路(幼少年期;青年期;和解から調和へ;静かな創作生活)
- 第2編 作品と解説(三つの処女作品;処女短編集『留女』;清兵衛と瓢箪;城の崎にて;和解;小僧の神様;暗夜行路;灰色の月)
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