俳魁
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俳魁
(角川文庫, 20004,
KADOKAWA, 2016.10
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ハイカイ
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Note
2014年2月刊を加筆・修正し文庫化したもの
ブックジャケットのシリーズ番号: み36-2
Description and Table of Contents
Description
俳壇の重鎮、窪嶋鴻海主宰の句会に列座することになった小説家、玄は、今は亡き母の句が、鴻海のものとされていることに気付く。よもや剽窃か。声を喪った巨匠は、なぜ自分を側に置くのか。疑問を抱えたまま玄は、鴻海の出身地にして『おくのほそ道』の地、石巻への旅に同道するが—。津波で被災した地で繙かれる過去の秘密。震災で露わになった剥き出しの現実が玄に迫りくる。男と女、人生の虚と実が、炙り出されてゆく。
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