動物殺しの民族誌
著者
書誌事項
動物殺しの民族誌
昭和堂, 2016.10
- タイトル別名
-
An ethnography on killing animals
- タイトル読み
-
ドウブツ ゴロシ ノ ミンゾクシ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
動物殺し。それは野蛮でおぞましい行為なのか。人類は狩猟、屠畜、供犠など、さまざまな場面で動物を殺してきた。そこにはその社会特有の動物観が存在し、外部要因により変貌することもある。政治・論理・系譜を鍵に、絡まり合った糸を解きほぐす。
目次
- 序 肉と命をつなぐために
- 第1部 動物殺しの政治学(儀礼的屠殺とクセノフォビア—残酷と排除の文化政治学;子殺しと棄老—「動物殺し」としての殺人の解釈と理解について;殺しと男性性—南部エチオピアのボラナ・オロモにおける「殺害者文化複合」)
- 第2部 動物殺しの論理学(狩猟と儀礼—動物殺しに見るカナダ先住民カスカの動物観;毒蛇と獲物—先住民エンベラに見る動物殺しの布置;森と楽園—ブラガの森のプナンによる動物殺しの民族誌)
- 第3部 動物殺しの系譜学(供犠と供犠論—動物殺しの言説史;狩猟・漁撈教育と過去回帰—内陸アラスカにおける生業の再活性化運動;優しさと美味しさ—オイラト社会における屠畜の民族誌)
「BOOKデータベース」 より