怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー : 特撮映画・SFジャンル形成史

書誌事項

怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー : 特撮映画・SFジャンル形成史

森下達著

青弓社, 2016.10

タイトル別名

怪獣から読む戦後ポピュラーカルチャー : 特撮映画SFジャンル形成史

戦後ポピュラー・カルチャー : 怪獣から読む : 特撮映画・SFジャンル形成史

タイトル読み

カイジュウ カラ ヨム センゴ ポピュラー・カルチャー : トクサツ エイガ・SF ジャンル ケイセイシ

注記

参考文献一覧: p271-281

内容説明・目次

内容説明

1950年代から80年代までの『ゴジラ』や『モスラ』などの特撮映画の歩みをたどり、その想像力を支えた60年代・70年代のSFの動向も整理する。そして、3・11後の文化状況や『シン・ゴジラ』も射程に収め、戦後日本のポピュラー・カルチャーが社会的・政治的なものと距離を置くようになったプロセスを解析する。

目次

  • 序章 「非政治的」な領域としてのポピュラー・カルチャー
  • 第1章 『ゴジラ』をめぐる批評の力学—「平和への悲願」の意味
  • 第2章 「空想科学映画」の射程—『空の大怪獣ラドン』『地球防衛軍』
  • 第3章 現実の批判者としての怪獣・怪人—文学者の実践と「特撮映画」
  • 第4章 SF規範をめぐる科学と政治—「SF(日本SF)」が切り捨てたもの
  • 第5章 「軽薄」であることの意味と価値—「SF(日本SF)」、テレビ、怪獣
  • 第6章 キャラクター消費という問題—「特撮映画」ジャンルの再編と「オタク第一世代」
  • 終章 キャラクターは「政治的」足りうるか—近年の文学的・美術的実践と「特撮映画」ジャンル

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ