ユリアヌスの信仰世界 : 万華鏡のなかの哲人皇帝

書誌事項

ユリアヌスの信仰世界 : 万華鏡のなかの哲人皇帝

中西恭子著

慶應義塾大学出版会, 2016.10

タイトル別名

Flavius Claudius Julianus

タイトル読み

ユリアヌス ノ シンコウ セカイ : マンゲキョウ ノ ナカ ノ テツジン コウテイ

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注記

博士論文「ユリアヌスの宗教復興と《真の愛智》その構想と帰結」(東京大学, 2010年3月提出, 2011年4月学位取得) に全面的に改稿を行ったもの

参考文献: 巻末p51-88

内容説明・目次

内容説明

ユリアヌスはなぜキリスト教に背いたのか?やんごとなき生まれの文人が政治に出遭う時、本人さえも予想しなかったディストピアが開かれてゆく—。「背教者」として知られる古代ローマの哲人皇帝ユリアヌスの信仰世界を、精緻な史料分析によって明らかにする意欲作。

目次

  • 第1章 万華鏡のなかの哲人皇帝
  • 第2章 幻影の文人共同体を求めて—単独統治期以前のユリアヌスの精神的形成
  • 第3章 理想の潰走—ユリアヌスの宗教政策とその具現化の過程
  • 第4章 ユリアヌスの信仰世界1—現状の認識 悪しきミュートスを語る者たち
  • 第5章 ユリアヌスの信仰世界2—理想国家の宗教
  • 第6章 理想化されたギリシアへの当惑—ナジアンゾスのグレゴリオスのユリアヌス批判
  • おわりに—万華鏡のなかの哲人皇帝、ふたたび

「BOOKデータベース」 より

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