革命職人ヴァイトリング : コミューンからアソシエーションへ
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書誌事項
革命職人ヴァイトリング : コミューンからアソシエーションへ
社会評論社, 2016.10
- タイトル別名
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Revolutionärer Geselle W.Weitling : von Kommune bis Assoziation
- タイトル読み
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カクメイ ショクニン ヴァイトリング : コミューン カラ アソシエーション エ
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注記
ヴァイトリング略年譜: p527-528
ヴィルヘルム・ヴァイトリングとその周辺関係 : 石塚正英著作目録: p532-534
参考文献: p535-548
内容説明・目次
内容説明
1808年マグデブルクに生まれたファガント(漂泊者)ヴァイトリングは、さながら19世紀ドイツの下層社会に出現した第2のイエスであった。1838年ドイツ手工業職人の結社・義人同盟に加入。1839年5月、ブランキら四季協会のパリ蜂起に参加。革命論をめぐるマルクスとの論争。1848年のベルリン革命にいたるまで、共同体(コミューン)創出をめざした結社運動に奔走する。ベルリン革命の敗北後、北アメリカに亡命。1852年プルードンの影響を受けて、ニューヨークで労働者協同企業を創立し、アソシアニストとして活動する。本書は、この19世紀ドイツの革命職人ヴィルヘルム・ヴァイトリングの思想的展開と運動の軌跡を追究する。そのことをとおして、19世紀の労働者運動のゲマインシャフト=コミューンからアソシアシオン=アソシエーションへの時代思潮的転回を詳細に検証する。この歴史的理論的解明は、1917年のロシア・ボルシェヴィキ革命の負の教訓をふまえ、現代における労働者革命の原点と構想を探究するための貴重な営為である。
目次
- 当該分野の研究史と本研究の目標
- 第1部 前期ヴァイトリング—一八四八年以前・ヨーロッパ(ドイツ手工業職人の結社運動;同時代思想との比較における歴史認識と現状批判;下層労働者の社会思想)
- 第2部 後期ヴァイトリング—一八四八年以後・アメリカ(コミューン論からアソシアシオン論へ;アメリカ民主主義に対抗する社会的民主主義)
- ヴァイトリング思想の統一的全体像を求めて
「BOOKデータベース」 より