人間なき復興 : 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
著者
書誌事項
人間なき復興 : 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
(ちくま文庫, [や49-1])
筑摩書房, 2016.11
- タイトル別名
-
人間なき復興 : 原発避難と国民の不理解をめぐって
- タイトル読み
-
ニンゲン ナキ フッコウ : ゲンパツ ヒナン ト コクミン ノ「フリカイ」オ メグッテ
大学図書館所蔵 件 / 全46件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
2013年11月明石書店刊の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
福島第一原発事故後、廃炉の見通しもなく国は「新しい安全神話」を振りかざし、避難者帰還政策を進めている。人を「数」に還元した復興や分かったつもりの国民の「不理解」がこの国をあらぬ方向へ導いている。被災者の凄惨な避難体験と、原発自治体の暮らしの赤裸々な告白を、社会学者が読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。事故の本質を鋭く衝いた警世の書。
目次
- 第1章 「不理解」のなかの復興(理解の難しい問題;復興とは何か? ほか)
- 第2章 原発避難とは何か—被害の全貌を考える(二つの避難から帰還政策へ—事故からの2年を振り返る;避難の経緯とその心性—何からどう逃げてきたのか? ほか)
- 第3章 「原発国家」の虚妄性—新しい安全神話の誕生(原発立地は理解できるか?;「なんで原発のそばに住んでいたの?」 ほか)
- 第4章 「ふるさと」が変貌する日—リスク回避のために(「ふるさと」を失ったのではない、「ふるさと」になってしまった;津波被害との違い—賠償と放射線リスク ほか)
「BOOKデータベース」 より