「日本書紀」の呪縛
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「日本書紀」の呪縛
(集英社新書, 0859D . シリーズ「本と日本史」||シリーズ ホン ト ニホンシ ; 1)
集英社, 2016.11
- タイトル別名
-
日本書紀の呪縛
シリーズ本と日本史
- タイトル読み
-
ニホン ショキ ノ ジュバク
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注記
参考文献: p230-237
内容説明・目次
内容説明
“本と日本史”は「本」のあり方から各時代の文化や社会の姿を考え、当時の世界観・価値観がどのように成立し、変化していったのかを考察する歴史シリーズ。第一巻が扱うのは『日本書紀』。歴史は常に勝者のものだった。『日本書紀』もまた、当時の権力者の強い影響下で生まれ、書物と書物の争いを勝ち抜いてきた。今日においても歴史の記述に大きな力を持つこの「正典」を最新の歴史学の知見をもとに読み解き、相対化する。本書は歴史解釈の多様性を示す『日本書紀』研究の決定版である。
目次
- 権威としての『日本書紀』
- 『日本書紀』の語る神話と歴史
- 『日本書紀』研究の歩み
- 天皇制度の成立
- 過去の支配
- 書物の歴史、書物の戦い
- 国史と“反国史”“加国史”
- 『続日本紀』への期待、落胆と安堵
- 『日本書紀』の再解釈と偽書
- 『先代旧事本紀』と『古事記』
- 真の聖徳太子伝をめぐる争い
- 『日本霊異記』—仏教という国際基準
- 『日本書紀』の呪縛を越えて
「BOOKデータベース」 より