消えゆく沖縄 : 移住生活20年の光と影
著者
書誌事項
消えゆく沖縄 : 移住生活20年の光と影
(光文社新書, 850)
光文社, 2016.11
- タイトル読み
-
キエユク オキナワ : イジュウ セイカツ 20ネン ノ ヒカリ ト カゲ
大学図書館所蔵 件 / 全53件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
「大阪生まれの沖縄人二世」である著者は、一九九六年、沖縄の那覇に移住する。同年は「沖縄ブーム」の走りの頃にあたり、その後、NHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』の影響もあって、二〇〇〇〜〇五年頃をピークに、沖縄は「有史以来」といわれる空前のブームを巻き起こした。一方、その裏側では、九五年に起きた米兵による少女暴行事件をきっかけに、日米地位協定の見直しを含めて反基地運動が高まりをみせる。そして九六年、普天間基地の返還が発表され、辺野古移設へと基地問題が動いていく。この二十年の間に、沖縄で何が起きたのか—。「沖縄ブーム」「沖縄問題」と軌を一にし、変質していく文化や風土などに触れ続けてきた著者が、“遺言”として「中期決算的な自分の心情と素顔の沖縄」を綴る。
目次
- プロローグ—一九九六年の沖縄、二〇一六年の沖縄
- 第1章 戸惑い—観光立県・沖縄の現在
- 第2章 失われゆく風景—故郷、那覇、農連市場
- 第3章 溝—移住者の揺らぎ
- 第4章 葛藤—まとまる沖縄とまとまらない沖縄
- 第5章 民意—沖縄の真価が問われる時代
- 第6章 信仰—消える聖域と畏れ
- エピローグ 私たちは“矛盾”とどう向き合うのか
「BOOKデータベース」 より