社会的包摂と身体 : 障害者差別禁止法制後の障害定義と異別処遇を巡って

書誌事項

社会的包摂と身体 : 障害者差別禁止法制後の障害定義と異別処遇を巡って

榊原賢二郎著

生活書院, 2016.11

タイトル別名

社会的包摂と身体

タイトル読み

シャカイテキ ホウセツ ト シンタイ : ショウガイシャ サベツ キンシ ホウセイゴ ノ ショウガイ テイギ ト イベツ ショグウ オ メグッテ

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注記

引用文献: p388-398

2016年3月に東京大学大学院総合文化研究科から博士号を授与された学位論文「社会的包摂と身体-障害者差別禁止法制後の障害定義と異別処遇を巡る考察」を基にしたもの

内容説明・目次

内容説明

障害とは「損傷」を出発点に定義されるものではなく、断片的身体情報が処遇とともに社会的排除と結びつけられる時に障害現象が生じるのである…。包摂/排除し処遇する社会を問い直し、障害者のスティグマ化を回避する、精緻かつ新たな理論枠組みの誕生。

目次

  • 障害者差別禁止法制後の課題
  • 第1部 障害理論の再検討(社会的排除としての障害—障害理論と社会学の架橋;自己塑成的障害論—社会システム理論による障害定義;潜在能力と異別処遇—個人への価値付与を巡って)
  • 第2部 障害者制度と包摂的異別処遇(障害者雇用における有資格性と特別費用—1955年ILO R099後の一般雇用施策について;稀少性下の所得保障と障害カテゴリーの構築—1970年代イギリスにおけるUPIAS・DA論争と障害の社会モデル)
  • 第3部 社会的包摂の集合評価(包摂の集合評価における「投棄」問題—障害児の統合教育と義務教育標準法;包摂の集合評価と自由—アメリカ個別障害者教育法における最少制約原理)
  • 自己塑成的障害論の経験的展開に向けて

「BOOKデータベース」 より

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