書誌事項

斎宮の文学史

本橋裕美著

翰林書房, 2016.10

タイトル別名

The literary history of Saigu

斋宮文学史

タイトル読み

サイグウ ノ ブンガクシ

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注記

その他のタイトルは英語訳・中国語訳要旨による

学位請求論文 (一橋大学, 2012年提出) をもとにその後の論考を加えたもの

斎宮と文学に関わる年表: p18-21

内容説明・目次

内容説明

『源氏物語』や『伊勢物語』に登場する斎宮は読まれ続け、また新たな物語にも斎宮は描かれる。切り捨てられがちな中世までを射程に収め、歴史学、宗教学からだけでは築けない「斎宮の文学史」を明らかにする。

目次

  • 第1部(『伊勢物語』狩の使章段と日本武尊—「斎宮と密通」のモチーフをめぐって;『大和物語』の斎宮と『うつほ物語』;光源氏の流離と伊勢空間—六条御息所と明石の君を中心に;六条御息所を支える「虚構」—“中将御息所”という準拠の方法;「別れ路に添へし小櫛」が繋ぐもの—秋好中宮と朱雀院の恋 ほか)
  • 第2部(『夜の寝覚』における前斎宮の役割;『狭衣物語』女三の宮の位置づけをめぐって;平安後期物語から見る大津皇子の物語の展開;『浅茅が露』の始発部をめぐって—退場する「斎宮」「皇女」;『海人の刈藻』における姉妹の論理と皇女たち ほか)

「BOOKデータベース」 より

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