「やさしさ」過剰社会 : 人を傷つけてはいけないのか
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「やさしさ」過剰社会 : 人を傷つけてはいけないのか
(PHP新書, 1073)
PHP研究所, 2016.11
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やさしさ過剰社会 : 人を傷つけてはいけないのか
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ヤサシサ カジョウ シャカイ : ヒト オ キズツケテワ イケナイ ノカ
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Description and Table of Contents
Description
ある大学生は、自分の友だちに深刻な悩みごとは相談できないという。「友だちにそんな重たい話をして、負担をかけたくない」。しかしそんなに気を遣う関係が、友人関係と言えるのか。目を転じれば、子どもを叱れない親、部下を注意できない上司が世に溢れており、人を傷つけてはいけないという風潮があるようだが、背景には「子どもに嫌われたくない」「部下に訴えられたくない」といった思惑があるのではないだろうか。上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことも言う本物のやさしさが疎まれてしまう時代。日本古来の「間柄の文化」にも言及しながら、現代の「やさしさ」を心理学者が分析する。
Table of Contents
- 第1章 その人は、ほんとうにやさしいのか?
- 第2章 「やさしさ」がもたらす、重苦しい閉塞感
- 第3章 その友だちや恋人は、ほんとうにやさしいのか?
- 第4章 その親は、ほんとうにやさしいのか?
- 第5章 その上司は、ほんとうにやさしいのか?
- 第6章 タテマエの崩壊によって増殖する利己的なやさしさ
- 第7章 「間柄の文化」—日本特有のやさしさ
- 第8章 「偽物のやさしさ」に騙されないために
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