日本の身体
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書誌事項
日本の身体
(新潮文庫, 10639,
新潮社, 2016.12
- タイトル読み
-
ニホン ノ シンタイ
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内容説明・目次
内容説明
能楽と合気道に深く親しむ思想家が、日本独自の身体の動かし方(身体運用)の達人と真摯に語り合う—茶道家千宗屋や漫画家井上雄彦、文楽人形遣い桐竹勘十郎や女流義太夫鶴澤寛也、元力士松田哲博、マタギ工藤光治など、達人との対話から日本人に固有の身体技法とその合理的な理由が明らかに!著者渾身の論考「日本の身体仮説」に加え、新たな気づきを記した文庫あとがきも収録。
目次
- 千宗屋 茶道家—五感全てを差し出し、その洗練を問う
- 安田登 能楽師—張り詰めた沈黙、「コミ」で意志を通じ合わせる
- 桐竹勘十郎 文楽人形遣い—虚の中心である「人形の体感」に同調する
- 井上雄彦 漫画家—武道の本質を示した、「描かれた武道書」
- 多田宏 合気道家—命の力の高め方、保ち方、使い方の訓練法
- 池上六朗 治療者—「一瞬前とは違う状態を作り出す」ことで治す
- 鶴澤寛也 女流義太夫—伴奏ではない、人物の内面や情景を描写する音
- 中村明一 尺八奏者—静穏なまま、大量の呼気を瞬時にオペレートする
- 安倍季昌 雅楽演奏家—「陛下」の祭祀の傍らに侍す、二九代目の楽師
- 松田哲博 元大相撲力士—稽古の基本は身体の機能が目覚める「しこ」
- 工藤光治 マタギ—人だけのものではない山から恵みを授かって生きる
- 平尾剛 スポーツ教育学者—人間としての成熟が「愛情あるパス」をつなげる
「BOOKデータベース」 より