サドのエクリチュールと哲学、そして身体

書誌事項

サドのエクリチュールと哲学、そして身体

鈴木球子著

水声社, 2016.11

タイトル別名

Marquis de Sade

サドのエクリチュールと哲学そして身体

サドのエクリチュールと哲学、そして身体

タイトル読み

サド ノ エクリチュール ト テツガク ソシテ シンタイ

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注記

略年譜: p259-265

内容説明・目次

内容説明

サドは歴史に翻弄されただけではない。サドの身体は歴史を横切り、それを手玉に取ったのだ。この猥褻な聖侯爵は、その作品とその実在を通して、我々に一つの哲学的難問を突きつけたのである!シュルレアリスムによって賞揚され、精神医学によって診断され、逸話によって引き回されたサドは、はたして一八世紀のサドだったのか?理性によって秩序が編制された啓蒙の時代に、同時代の文芸・思想を捻じ曲げるようにして「道徳」を、そして「自然」を暴力的に書き綴った彼の戦略と射程を見極める。

目次

  • 第1章 美徳を巡る命題(近代と美徳;試練を受ける美徳;ジュスティーヌ・ジュリエット物語)
  • 第2章 サドのエクリチュール(言葉の役割;人称;閉鎖空間と抜け穴—語られるものと語られないもの)
  • 第3章 サドの哲学(スピノザと機械論的唯物論;政治と宗教;サン・フォンと至高残存;ピウス六世の唯物論;『新ジュスティーヌ』と自然への反抗;魔女と予兆)
  • 第4章 エクリチュールと身体(快感を得ること、痛みを感じること;身体の痙攣;言葉と身体)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB22567541
  • ISBN
    • 9784801002036
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    273p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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