バーバリアン・レンズ : 中国における西洋廃墟の写真史

書誌事項

バーバリアン・レンズ : 中国における西洋廃墟の写真史

レジーヌ・ティリエ著 ; 中野美代子, 鴇田潤訳

国書刊行会, 2016.11

タイトル別名

Barbarian lens : western photographers of the Qianlong emperor's European palaces

バーバリアンレンズ : 中国における西洋廃墟の写真史

タイトル読み

バーバリアン・レンズ : チュウゴク ニオケル セイヨウ ハイキョ ノ シャシンシ

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注記

原著 (Amsterdam : Gordon and Breach, 1998) の全訳

参考文献等: p277-288

内容説明・目次

内容説明

われわれは自分たちを文明人、かれらを野蛮人だと称しているが、ここにあるのは、文明人が野蛮人にたいしてやらかしたことである!!詩人ヴィクトル・ユゴーがこう言い放った、アヘン戦争の英・仏連合軍による円明園焼き討ち事件—その破壊された壮大華麗なる西洋楼をカメラに収めた写真家たちがいた。伝説ともなった円明園の壁や石や噴水はどうなったのか?どこで、だれが、なぜ、この廃墟を撮ったのか?中国にいた未知なる西洋写真家たちの足跡を克明に跡付ける類をみない研究書。巻末には最新成果を踏まえた訳者解説を収録。図版多数。

目次

  • 1 写真術、北京、そして西洋楼(北京における初期写真術—一八六〇年〜七三年;北京の外国人—一八六〇年〜一九二五年;中国でも写真が実用化—一八六〇年〜一九二五年;写真家たちの時代における西洋楼;一八世紀における西洋楼;円明園への掠奪・焼討とその余波)
  • 2 西洋楼を撮影した西洋人写真家たち(中華帝国の税関;トマス・チャイルド—旧北京を撮影した写真家;エルンスト・オールマー—船員、写真家、税関吏、そして陶磁コレクター;A.テオフィル・ピリー—カメラ、レンズをとおして見た中国での四五年;アルフォンス・フライヘル・ムンム・フォン・シュヴァルツェンシュタイン—一九〇一年の中国におけるドイツ公使;辛亥革命から軍閥割拠まで)
  • 付録 円明園の西洋楼—近年の研究と写真撮影

「BOOKデータベース」 より

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