健康幻想 (ヘルシズム) の社会学 : 社会の医療化と生命権

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健康幻想 (ヘルシズム) の社会学 : 社会の医療化と生命権

八木晃介著

批評社, 2016.9

  • : 新装版

Other Title

健康幻想の社会学 : 社会の医療化と生命権

Title Transcription

ヘルシズム ノ シャカイガク : シャカイ ノ イリョウカ ト セイメイケン

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Description and Table of Contents

Description

「成人病」から「生活習慣病」への名称変更や健康増進法の施行以降、健康を維持し増進することが国民的「義務」として位置づけられた。これにより病者は義務不履行の逸脱者として社会的制裁の対象になりつつある。その背後にひそむのが差別的な優生思想である。優生思想の文脈においてこそ安楽死・尊厳死や脳死・臓器移植を「治療国家の殺意」の具現としてとらえうるのである。医療費抑制を大義名分とする国家による、身体管理の内実を徹底的に解明した医療社会学の新展開。

Table of Contents

  • 序章 「治療国家の殺意」とむきあう—ひとまず「生きる」ために
  • 第1章 健康至上主義と「癒し」イデオロギー—禁煙言説にみる健康の義務化
  • 第2章 ヘルシズムの納得強制パワー—健康増進法と優生思想
  • 第3章 「生命の消費」としての医療—パターナリズムと自己決定権
  • 第4章 オソレの回収メカニズムとしての安楽死・尊厳死—医療と差別
  • 第5章 ウチとソトの優生主義を糺す—安楽死・尊厳死の状況的文脈
  • 第6章 自我論からみた脳死・臓器移植—“自己・非自己・他者”の免疫社会学

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Details

  • NCID
    BB2265255X
  • ISBN
    • 9784826504935
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    310p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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