真田信繁の書状を読む
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真田信繁の書状を読む
(星海社新書, 95)
星海社 , 講談社 (発売), 2016.9
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サナダ ノブシゲ ノ ショジョウ オ ヨム
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Note
主要参考文献: p281-285
Description and Table of Contents
Description
真田信繁は、「大坂の陣で活躍した武将」として広く知られています。しかし、大坂入城から討死までは、彼の人生最後の八ヶ月間にすぎません。それ以前の活動は、置き去りにしてよいものでしょうか?また、「幸村」という名をはじめとする、軍記物由来の情報も史実と勘違いされがちで、結果的に不確かな信繁像が流布してしまっているのが実情です。そこで本書では、信繁が出した全一七点におよぶ書状を道しるべに、彼の足跡を辿りなおしたいと考えます。軍記物など後世に編まれた「二次史料」ではなく、書状という「一次史料」を丹念に読むことで、多くの新知見を得ることができるでしょう。誰も知らなかった、信繁の素顔に触れる旅がはじまります!
Table of Contents
- 第1章 史料を読むということ(古文書とは何か;一次史料と二次史料—「史料批判」という作業 ほか)
- 第2章 少年期の書状(元服前の信繁が出した平仮名書きの書状;木曾に人質として行った理由 ほか)
- 第3章 秀吉馬廻時代の書状(原本が新発見された文書;「信繁」署名の初見文書と小田原合戦参陣 ほか)
- 第4章 丸度山配流期の書状(丸度山への配流;年次比定と信繁の入道 ほか)
- 第5章 大坂の陣時代の書状(徳川からの寝返り工作;大坂冬の陣の終結 ほか)
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