ジョイスの迷宮 (ラビリンス) : 『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法

Bibliographic Information

ジョイスの迷宮 (ラビリンス) : 『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法

金井嘉彦, 道木一弘編著

(Japanese James Joyce Studies)

言叢社, 2016.12

Other Title

ジョイスの迷宮 : 若き日の芸術家の肖像に嵌る方法

Title Transcription

ジョイス ノ ラビリンス : 『ワカキ ヒ ノ ゲイジュツカ ノ ショウゾウ』 ニ ハマル ホウホウ

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Note

引用文献・参考文献: 巻末p12-38

Description and Table of Contents

Description

暗がりのなかで手探りすることばがある。「原=肖像」から『スティーヴン・ヒアロー』を経て『肖像』へと至る10年の歳月は、ジョイスがジョイスになるためにくぐり抜けなくてはならない迷宮だった。光と空を、出口を求めて暗がりのなかで紡がれた言葉を、10人の研究者がいま読み解く。

Table of Contents

  • ジョイス『若き日の芸術家の肖像』—構成とあらすじ、登場人物相関図
  • 本編(おねしょと住所—流動し、往復する生の地図;『若き日の芸術家の肖像』における音響空間;自伝性と虚構性の再考—『若き日の芸術家の肖像』におけるずれた時間軸の狭間から;“我仕えず”、ゆえに我あり—間違いだらけの説教と狡猾なスティーヴン/ジョイスの戦略;盲者の視覚—『若き日の芸術家の肖像』における語りと視覚;アクィナス美学論の“応用”に見る神学モダニスト的転回;ヴィラネル再考—ジョイスとイェイツの間テクスト性について;象徴の狡知—『若き日の芸術家の肖像』 あるいはジョイス版「実践理性批判」;スティーヴンでは書けたはずがなかろう—ヒュー・ケナー『肖像』論における作者ジョイスとスティーヴンの関係性;スティーヴンと「蝙蝠の国」—『若き日の芸術家の肖像』における「アイルランド性」)
  • 附編(『若き日の芸術家の肖像』を読むための二一項;フォトエッセイ)

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