恋糸ほぐし : 花簪職人四季覚
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恋糸ほぐし : 花簪職人四季覚
実業之日本社, 2016.11
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コイイトホグシ : ハナカンザシ ショクニン シキオボエ
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Note
初出誌: 月刊ジェイ・ノベル
Contents of Works
- 藍の鳥
- 小菊、揺れる
- 藤結び
- 野萱草の女
- ままごと内儀
- 大中寺の春
Description and Table of Contents
Description
二十五歳の花簪職人・忠吉は、親代わりの杉修（さんしゅう）和尚、幼馴染みの住職・以風（いふう）、少女さきと麻布の大中寺で暮らしている。辛い体験に心を塞がれているらしく、さきは耳が聞こえず、言葉を発しない。和尚たちの食事作りと、寺を訪れる人々の悩み相談を担う忠吉は、さきが薬草の匂いに怯えることに気づく。片想いに悩む男に贈った小菊の花簪が「恋が叶う」と評判になり、殺到する注文をこなしながら、さきの心を開く方法を思案する忠吉だったが…。名手が贈る、珠玉の人情小説集。
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